この物語は人間と妖怪と、そしてそのはざまに生きる者達の物語である…
妖魔夜行について
物語の舞台
登場人物
妖魔夜行とは?RPGとは何かとかいう基本的な事は解っているものとしてすっとばします(笑)。
汎用RPGシステムであるGURPSの日本オリジナルサプリメントで、妖怪モノを遊ぶためのものです。最近はその手の妖怪の出てくるオカルト・伝奇風味の漫画もぐっと増えたのでイメージしやすいのではないでしょうか?
強烈で奇抜な能力を多数併せ持つ妖怪をプレイヤーキャラクターにするだけあって、マスターとプレイヤーでのキャラメイクの擦りあわせを行わないとシナリオ崩壊しがちなのが問題点ですかねぇ…。
また妖怪といっても、プレイヤーの選択出来るのは(基本的に)人間に対して敵対していない性格のものだけです。そのためやはり、基本的には悪事を働く妖怪を退治する…というタイプの話が基本になると思います。
イメージソース
ここでは極めて個人的な見解による偏ったイメージソースを紹介したいと思います。
妖怪退治モノ…というと最近ではかなり頻繁に見受けられるようになったジャンルですが、それにも色々な傾向があります。妖魔夜行はプレイヤーキャラクター自体が妖怪という特殊な約束事があるので全てが当てはまるわけでは有りませんが、それでも参考になるでしょう(現代における妖怪のあり方とか、その生態や能力など)。
- 妖の寄る家
宇河弘樹さんの短編集で、表題の話を含めた巻頭の三話の「昭和霊異記シリーズ」が凄く良い感じです。まつろわぬ山の民、付喪神や猫又などが出ています。掲載誌OURsでは続編になる朝霧の巫女が連載中で、こちらはもっとコミカル色が強いですが面白そうです。使役される系の妖物とかネタになりそうですし。
- うしおととら
藤田和日郎さんの漫画。これはもう、メジャーになりましたからねえ。私は見ていませんが映像化もされたとか。
主人公は基本的に人間ですが、妖怪の武器と下僕(?後半は仲魔になってますが)を従えての極々基本的な妖怪退治から、最終的には妖怪大戦争まで(^^;;やってますね。
出てくる妖怪もかなり人間味のあるヤツから、人を喰いものとしてしか見ていないヤツまで、日本の妖怪から海外の妖怪。果ては人造の妖怪(^^;
まで色々バリエーションがあります。
- 火閻魔人
奥瀬早紀さんの初期の方の漫画。めっちゃ好きです。
焔を操る鬼狩人が主人公で、吸血鬼や狼男も出てきます。これも基本的にオカルト系で異能者メインなのでちょっと妖怪モノとは違うのですが、世界観が凄く好きなのです。
続編的なもので、支配者の黄昏というコミックスも出ています。こっちはオリジナルビデオアニメにもなったそうで(毎度の事ながら未鑑賞)。限定して人と鬼の関係とか、何故あやかしが存在するのかとか、興味深いです。
(追記。OVA見ました。中盤くらいまでの雰囲気はまあいいんだけど…後半のベツモノさはちょっといただけませんねえ)
- ゲゲゲの鬼太郎
最近ではもう古い作品になってしまうのでしょうが、これも偉大な作品です(^^;;
善良な妖怪のパーティーが、悪い妖怪を倒す(懲らしめる)…という、妖魔夜行の王道です。出てくる妖怪も、泥臭い純和風な妖怪が多くて参考になります。結局一番悪いのは人間…ってのも好きでした。
これはどっちかというと、アニメより水木しげる原作の方を読んでもらいたいですね。
- GS美神極楽大作戦
椎名高志さんの漫画。これも見てないけどアニメになったんですよね。出てくる妖怪が割と掟破りなのですが、各話毎の構成など妖怪事件のアイデアが色々あって面白いです。基本的にギャグ漫画だったので妖魔夜行にはイメージがコミカルすぎる気もしますが。
- 低俗霊狩り
奥瀬早紀さんの初期の方の漫画。これもめっちゃ好きです。
妖怪そのものよりオカルトな事件の解決がメインなのですが…その雰囲気、その世界観。凄くいいです。
- HELLSING
平野耕太さんの漫画。突っ走ってます。素敵です(´▽`)
ほぼ吸血鬼のみに特化されてる漫画ですが、物凄く魅力的です。
- 真夏の夜のユキオンナ
ユキオンナに取り憑かれた可哀相な主人公の話。個々の説明は無いが妖怪もいっぱい出てます。雪女、猫又、狐、木魂…あと人魚いっぱい(笑)。
人が妖怪になるというのは、やはりなんか物凄く魅力的です。
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