大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。Eugenecatheは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

・・・完全に正気を失っていた。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のIsmaelInotaがいつものように入ってきた。IsmaelInotaと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。IsmaelInotaはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

・・もう待ち合わせの相手は来ないだろう。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるガキが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。得意万面で初恋の話をしだした。

何度も何度も自分に言い聞かせていた・・・。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のガキが店に入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

相変わらずうんちくをたれるのがお好きのようだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Danielcobreは最近の小娘がいかに腹立つかを力説しはじめた。

Danielcobreの話を聞いていると私まで憂鬱になる。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している御曹司が入ってきた。Longlidexと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。Longlidexは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

もう少しかいつまんで話してもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用しているオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Longlidexは女性から聞いたという話をしだした。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるえろいひとが入ってきた。近所のガキどもを集めては金を巻き上げている。そういう話だ。葉巻をもみ消すともったいぶったようにこう切り出した。

私はその時Longlidexの殺意を確かに感じた・・・。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。Longlidexはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

ジェントルマンには二度と口を開かないでもらいたい。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるオヤジが入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Longlidexは女王様から聞いたという話をしだした。

・・・目が完全にイッてしまってる。