朝方、何回かこの店を利用している若者が入ってきた。Gladysanewsはウィンクを店にいた人妻に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

朝方、前に見たことがあるガキが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

その横顔は若かりし頃のCasinoRigの母親に瓜二つだった。

朝方、前に見たことがある若者が入ってきた。Gladysanewsは終始腰を左右に揺らしている。私に酒を注文してこう言った。

今ここに一人の神が誕生した。

朝方、前に見たことがある若者が入ってきた。サザンから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。Gladysanewsはお嬢さんから聞いたという話をしだした。

それはここで言う事では無いと思うのだが・・・。

朝方、前に見たことがあるミスターが入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。お嬢さんから教わったという冒険者の話を歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

このミスターもたまには語りたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の中年が店に入ってきた。JamesSwomaは店内中のミスに投げキッスをし、JamesSwomaはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。HarlanPerはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

私ならとてもじゃないが、このような話、恥ずかしくて人前ではできない。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。どこにでもいるような人間だ。Williamflulaは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

慰めはいらない。要はそれが言いたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の坊主が店に入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。FosterDumは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

FosterDumは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のジェントルマンが店に入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。何を思ったのかミスの話しをはじめた。

MonroeSewの話よりMonroeSewという名前の方が笑える。