百鬼夜翔異聞
夢想幻蝕
the
Dream to Corrode
〜ダメージ上限について〜
夢想幻蝕では、ダメージ上限を開放してGMとPLによる制限のない競争を呼ばないように、またCPがたくさんあってもそれがそのまま単純にダメージ差に直結しないよう、ダメージ上限を定めています。
以下に詳しい計算式や制限などを記します。
以前までの直接攻撃と妖術で別々の上限になっていたものを統合しています。新しい計算式というわけではなく、以前のダメージ上限はこれによって計算されていたので、叩き3D・切り2D+2・刺し2D+1(3D-3)が上限なのは変わらないので慌てないでください。特殊な増強(徹甲や追加打撃)でややこしかったものをダメージ上限と別にせず、ここに含んで計算するようにしただけです。
>>上限 >>複数回攻撃 >>ダメージの特殊増強
☆ダメージ上限
平均値はダイス数x3.5の切り上げとし、1Dで4、2Dで7、3Dで11とします。
仮想敵(シナリオボス)の防護点の平均値を5として考え、平均値から防護点の5を減算して、さらにダメージ型を計算した時に6ダメージかつ最大値が20以下をダメージ上限とします。ダメージ型による計算は1未満は切り捨てです。
またダイス数が4Dを超える場合は、増強にしても連鎖にしても最低でも単体で-30%の使用回数の限定をになるものを同時に取るようにしてください。
殺傷力 |
防護点5を適用してダメージ型を計算した期待値(最大値) |
(ダイス期待値) |
叩き |
切り |
刺し |
1D-2(2) |
0(0) |
0(0) |
0(0) |
1D-1(3) |
0(0) |
0(0) |
0(0) |
1D(4) |
0(1) |
0(1) |
0(2) |
1D+1(5) |
0(2) |
0(3) |
0(4) |
1D+2(6) |
1(3) |
1(4) |
2(6) |
1D+3(7) |
2(4) |
3(6) |
4(8) |
2D-4(3) |
0(3) |
0(4) |
0(6) |
2D-2(5) |
0(5) |
0(7) |
0(10) |
2D-1(6) |
1(6) |
1(9) |
2(12) |
2D(7) |
2(7) |
3(9) |
4(14) |
2D+1(8) |
3(8) |
4(12) |
6(16) |
2D+2(9) |
4(9) |
6(12) |
8(18) |
2D+3(10) |
5(10) |
7(15) |
- |
3D-6(5) |
0(7) |
0(12) |
0(14) |
3D-3(8) |
3(10) |
4(15) |
6(20) |
3D-2(9) |
4(11) |
6(16) |
- |
3D-1(10) |
5(12) |
7(18) |
- |
3D(11) |
6(13) |
9(19) |
- |
3D+1(12) |
7(14) |
- |
- |
3D+2(13) |
8(15) |
- |
- |
3D+3(14) |
9(16) |
- |
- |
4D-8(6) |
1(11) |
- |
- |
4D-4(10) |
5(15) |
- |
- |
4D(14) |
9(19) |
- |
- |
※ダメージ期待値および最大値が赤字になっている所は上限を超えていて通常は不許可になります。ただし、パワー全開の場合は期待値9までが許可されます。
☆複数回攻撃
複数回攻撃は妖術+直接攻撃と、攻撃回数増加によるものだけで、戦闘オプションの全力攻撃は含みません。
合計で4D6が上限で、ダメージ型の分で切り刺しの方が有利になりますが、単純化のために4Dでまとめます。それぞれの単発でのダメージが上記のダメージ上限を越えていない限り、組み合わせ(妖術切り2Dと直接攻撃切り2D、妖術叩き1Dと直接攻撃叩き3Dなど)は自由です。
説明ガ欲しければ、複数回攻撃するために一撃の威力が軽くなって打撃の力は減るが、刃物による鋭さや刺突の力は余り影響を受けない…と考えてください。
ダメージダイスに修正がつく場合、それらの修正を合計してダイスに換算します。1D+3なら2D+6をダイス変換して3D+2なので問題なしですが、妖力で1D+3に妖術2D+2の場合は3D+5をダイス変換して4D+1になってしまうので不許可です。
全力攻撃は従来通り、ダイス数制限なしで妖術+直接攻撃2回までが可能です。ただし、もし何らかの特殊処理で『本来はnD+だがダメージ上限に引っかかるのでnDと扱う』としている場合、全力攻撃しても制限されたnDまでしか効果を発揮しないものとします。
☆ダメージに関連する増強について
・刺し(妖術専用)
直接攻撃妖術を刺し型にする場合百鬼夜翔では+40%/+80%になっていますが、夢想幻蝕では妖魔夜行のときのままのルールで行く事にします。つまり刺しはダメージ減少LV1(-20%)を含んで+20%の増強という事になります。
基準が+20%になるのでエネルギーはその倍の+40%で、刺し増強(+20%/+40%)になります。
・パワー全開(妖術専用)
パワー全開そのものに対する制限は同じで、ダメージ上限を9として考えますが最大値は20以下のままです。
追加打撃でダメージ上限を超えてしまう場合は併用できません。
・追加打撃(妖術専用)
今まで『「叩き」タイプのダメージを与えるものは、「追加打撃(+20%)」をつけることが出来ますが、ダイスボーナス分は上限値を超えません』…という謎の特殊処理でややこしかったので、叩きのみという制限をはずして、単純にダメージ上限を超えなければよいものとします。ただしダメージ減少などと併用する事は出来ません(刺し増強はハウスルールでダメージ限定を含むものになっているので追加打撃をつけてかまいません)。パワー全開でダメージ上限を超えてしまう場合も併用できません。
・徹甲(妖術専用)
ダメージ上限は普通と同じに考えるので徹甲LV1なら防護点を4(徹甲の処理は端数切り上げ)として叩き2D+3・切り2D+2・刺し2D+1。徹甲LV2なら防護点を3として叩き2D+2・切り2D+1・刺し2D-1。徹甲LV3なら防護点を2として叩き2D+1・切り2D-1・刺し1D-1とします。徹甲LV4では防護点が無効になり叩きで1D+2・切り1D・刺し1D-1になります。
・曲射・跳弾・幻惑効果(妖術専用)
これらの能動防御にペナルティを与える増強は、基本的に避けへのペナルティが-2になるレベルまでしか許可しません。またダメージ上限は期待値で4までとします。基本的には叩きで2D+2、切り2D+1、刺し2Dまでです。
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