大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の二枚目が店に入ってきた。二枚目は二枚目を探しているらしく、EverettEmiskは挨拶代わりに今しがた聞いた噂話を始めた。

独り言なのだろうか・・・・・？

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。余程おなかをすかせているのだろう。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある若者が入ってきた。Hermanvialoは終始腰を左右に揺らしている。Hermanvialoはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の優男が店に入ってきた。JenniferMeanyが入ってくるなり店内が静まりかえった。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか私にそれをぶつけてきた。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された優男がいた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。Larryvupと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。Larryvupはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

未だに過去にすがって生きている。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。Philipinhawは悲愴な顔を浮かべて倒れるようにカウンターに座った。

絡むのはやめてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。青年の体から高級な香水の香りが店内に漂う。RitaIllutは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

子供達が泣いてるぞ・・・。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。Roberttowは挨拶代わりに今しがた聞いた噂話を始めた。

要するに誰かの悪口が言いたいのだろう。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある彼氏が入ってきた。最近、体重が増えたと嘆いているらしい。もったいぶったようにこう切り出した。

この時のこのCharlesTEFの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの私には予想すらできなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。この貴公子につかまったら大概の貴公子は人生の地獄を見る。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

殆ど逆ギレだ・・・・・。