大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある中学生が入ってきた。PierreDogはPXの様子を伺うとこそこそ席についた。PierreDogはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

そう言いながらPierreDogは恍惚の表情を浮かべた。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の彼氏が店に入ってきた。最近、体重が増えたと嘆いているらしい。何を思ったか自分はまだ20台なんだと激しく主張しはじめた。

昔はもっと素直ないい子だったのに・・・。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある若造が入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Kevinmusは挨拶代わりに今しがた聞いた噂話を始めた。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の中学生が店に入ってきた。JohnGenseはPXの様子を伺うとこそこそ席についた。JohnGenseはカウンターの隅に座った。

笑って許してやるだけの寛容性も必要だ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の色男が店に入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。美女から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

・・・不様としか言いようが無い。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。JocelynNualtは終始腰を左右に揺らしている。JocelynNualtは癖のある訛りで喋りだした。

はい、お疲れさん。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。未成年の美貌に店内中の未成年が息をのむ。NormanBocheは辺りかまわず罵った。

この未成年からこの話が出てくるとは思わなかった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。余程おなかをすかせているのだろう。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある優男が入ってきた。Kevinmusが入ってくるなり店内が静まりかえった。窓の外をみつめながら、つぶやきはじめた。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。GeorgeSkagoは挨拶代わりに今しがた聞いた噂話を始めた。

・・泣きたいだけ泣くがいい。今宵の酒は悲しい酒だ。