まだ日も高いうちに、前に見たことがある百合な人が入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある巨漢が入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Russelldoumnは挨拶代わりに今しがた聞いた噂話を始めた。

そう言ったRusselldoumnの表情は酷く疲れていた。

まだ日も高いうちに、割とよく来るClydebiotoが入ってきた。Clydebiotoは店内中の中年に投げキッスをし、何を思ったのか乙女の話しをはじめた。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある未成年が入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

まるで小学生の会話だった。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の坊主が店に入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Jacquelinemonはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

お嬢さんに目がないらしい。

まだ日も高いうちに、割とよく来るDavidwapが入ってきた。今夜は最悪の気分だ。ハンカチで汗を拭くとこう言った。

おつむがちょっと弱そうだ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるガキが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。SantoSalはカウンターの隅に座った。

そう言った途端、大粒の涙がSantoSalの目から溢れた。

まだ日も高いうちに、何回かここを利用している女が入ってきた。Dannygexはだらしない格好を気にせずPXに現れた。何を思ったのか悪女の話しをはじめた。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

Arenda-mebeli-lr9は自分の存在を誰かに知って欲しいのだ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。愛銃を片時も離さない。Ralphmokはカウンターの隅に座った。

自分の親から散々言われてきた言葉なのだろう。