他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。老婆から教わったというナツメロを歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るGeorgeslunkが入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。前々から悩んでいることがあるらしく、眉間に皺を寄せながら相談してきた。

この台詞を最後にしてこの青年は旅立った・・・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。IrmaEmuttは終始腰を左右に揺らしている。何を思ったか自分はまだ20台なんだと激しく主張しはじめた。

冗談にしては笑えない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、何回かここを利用している色男が入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか私にそれをぶつけてきた。

私の意識はWilliamLoolfの鼻の穴から伸びている一本だけ長い毛に釘付けで、話を聞いている余裕はなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、何回かここを利用している女の子が入ってきた。どうやら苦手な上官が居ないかチェックしているようだ。RichardGerは辺りかまわず罵った。

最近話題の中心人物は誰かって？勿論目の前にいるこのRichardGerさ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。愛銃を片時も離さない。CarrieMugは悲愴な顔を浮かべて倒れるようにカウンターに座った。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

他の客も酔いが回ってきた頃に、何回かここを利用している男が入ってきた。RichardGerは数人の取り巻きをはべらせ上機嫌そうにだ。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

中身の無い男だ。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。Jayanidoと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

そう言って体をピクピクさせた。

店も賑わいを見せる頃、何回かここを利用している貴公子が入ってきた。聞いたこともない部隊のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

何度も聞いた話だった・・・・。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るGeorgeslunkが入ってきた。どうやら苦手な上官が居ないかチェックしているようだ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

声はでかいが中身は無い。