大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のミスターが店に入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

絡むのはやめてもらいたいものだ。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るRobertwalが入ってきた。Robertwalは終始腰を左右に揺らしている。もったいぶったようにこう切り出した。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るRonaldSotが入ってきた。上官の不満を口にしながら入ってきた。RonaldSotは今の部隊を辞めたいというような話をしてきた。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るRobertwalが入ってきた。まあ良い噂を聞いた事が無いのは確かだ。Robertwalはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

この時のこのRobertwalの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの私には予想すらできなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またHaroldasigがやってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

冗談にしては笑えない。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るRobertwalが入ってきた。青年の体から高級な香水の香りが店内に漂う。Robertwalはメモ用紙を取り出すと明読し始めた。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またEdithfoegeがやってきた。仲間の間ではそうとうの実力者だそうだ。このオヤジが話すことといえばいつも女子中学生の事だ。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の貴公子が店に入ってきた。この貴公子につかまったら大概の貴公子は人生の地獄を見る。ハンカチで汗を拭くとこう言った。

家族を捨て、故郷を捨て、そして自分さえも捨てようとしている。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るRobertwalが入ってきた。人畜無害を装ってはいるがかなり裏の顔がありそうだ・・・。Robertwalは辺りかまわず罵った。

世も末だ・・・。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Samuelguanoはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

そう言ってSamuelguanoははにかんだ。