店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。何を思ったか自分はまだ20台なんだと激しく主張しはじめた。

独り言なのだろうか・・・・・？

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある貴公子が入ってきた。聞いたこともない部隊のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。この貴公子が話すことといえばいつも人妻の事だ。

大した内容ではなかった。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある二枚目が入ってきた。二枚目は二枚目を探しているらしく、Larryfumはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

そう言って、得意の嘘泣きをはじめた。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。どこにでもいるような人間だ。自分が愛していたのは淑女だけだったんだと言い始めた。

ここにも一人、季節の終わりに取り残されたダンディがいた。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るfixsicが入ってきた。百合百合している。そういう話だ。fixsicは大袈裟に手を広げて知り合いのテーブルに座った。

fixsicの言葉に時間が止まった。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある貴公子が入ってきた。この貴公子につかまったら大概の貴公子は人生の地獄を見る。Larryreulaは怪しい通訳を通して話しかけてきた。

もはや現実を直視する事はできないようだ。

店も賑わいを見せる頃、何回かここを利用している英雄が入ってきた。DavidAninoと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。ハンカチで汗を拭くとこう言った。

もうそんな事を言う歳でも無いと思うのだが。

店も賑わいを見せる頃、何回かここを利用している貴公子が入ってきた。この貴公子につかまったら大概の貴公子は人生の地獄を見る。何を思ったか自分はまだ20台なんだと激しく主張しはじめた。

そう言って自分の頭をコツンと殴りエヘッと笑ってベロを出した・・・。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある野郎が入ってきた。最近いい噂は聞かない・・・。前々から悩んでいることがあるらしく、眉間に皺を寄せながら相談してきた。

この時のこのLarryfumの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの私には予想すらできなかった。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがあるミスターが入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

冗談にしては笑えない。