他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の老人が店に入ってきた。余程おなかをすかせているのだろう。Walterpiosyはいかに軍人が儲からない職業かを愚痴りはじめた。

そう言いながらWalterpiosyは恍惚の表情を浮かべた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の学生が店に入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような上機嫌だ。Elizabethsoofeは辺りかまわず罵った。

・・・そして無情にも時は流れていった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るGeraldStilsが入ってきた。未成年の美貌に店内中の未成年が息をのむ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた顔で一つの話をした。

今夜が一段と冷えるのは深々と降り積もる夜雪のせいだけでは無いだろう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るAndrestamが入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Andrestamはいかに軍人が儲からない職業かを愚痴りはじめた。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の女たらしが店に入ってきた。一癖もニ癖もありそうな人物だ。HaroldnealKは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

・・・不様としか言いようが無い。

他の客も酔いが回ってきた頃に、割とよく来るGeraldStilsが入ってきた。百合百合している。そういう話だ。GeraldStilsは癖のある訛りで喋りだした。

はい、お疲れさん。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。Jamesperneと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか私にそれをぶつけてきた。

独り言なのだろうか・・・・・？

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。JenniferPrinsはいかに軍人が儲からない職業かを愚痴りはじめた。

人間もここまで落ちぶれると大したものである。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人のオヤジが店に入ってきた。パイロット見習い仲間の間ではそうとうの実力者だそうだ。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

店も賑わいを見せる頃、割とよく来るGeraldStilsが入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。GeraldStilsは悲愴な顔を浮かべて倒れるようにカウンターに座った。

ここにも一人、季節の終わりに取り残されたジェントルマンがいた。