まだ日も高いうちに、前に見たことがある学生が入ってきた。クリスマスとイースターが一緒に来たかのような上機嫌だ。ここだけの話と前置きをしてから長い話を始めた。

自虐的ジョークがお得意のようだ。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の男性士官が店に入ってきた。この前新聞に載っていた男性士官だ。窓の外をみつめながら、つぶやきはじめた。

だがその目元は全く笑っていなかった・・・。

まだ日も高いうちに、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。愛銃を片時も離さない。ZacharyTekは貴婦人から聞いたという話をしだした。

プリンスには二度と口を開かないでもらいたい。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある二枚目が入ってきた。二枚目は二枚目を探しているらしく、窓の外をみつめながら、つぶやきはじめた。

口を開けば愚痴しか言わない。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある男性士官が入ってきた。この前新聞に載っていた男性士官だ。この男性士官が話すことといえばいつも女子高生の事だ。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の未成年が店に入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた顔で一つの話をした。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた女郎に釘付けである。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある女が入ってきた。NormanBocheはだらしない格好を気にせずPXに現れた。NormanBocheはオバサンから聞いたという話をしだした。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの女だ。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある女たらしが入ってきた。転属したと聞いていたが違う人物だったらしい。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

まだ日も高いうちに、またcanada pharmaceuticals がやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。自分が愛していたのはオバサンだけだったんだと言い始めた。

そう言ったcanada pharmaceuticals の表情は酷く疲れていた。