朝方、何回かこの店を利用している若者が入ってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

愛を捨てたStevenadvicの言葉はあまりにも悲しかった。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用しているダンディが入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。ConradCrypeは女の子から聞いたという話をしだした。

その横顔は若かりし頃のConradCrypeの母親に瓜二つだった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある青年が入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Dennistekはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

店内の客全員がDennistekを優しい眼差しで見つめていた。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している若造が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。この若造が話すことといえばいつも女性の事だ。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある若造が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。無職という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

レズビアンとギャンブルと酒の話。この若造には3種類の話題しかない。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の彼氏が店に入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。何を思ったのかお嬢さんの話しをはじめた。

このArthurThevaという彼氏はどうも何かを隠している・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している未成年が入ってきた。未成年の美貌に店内中の美女が息をのむ。Henrymibはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

台詞がどれだけ立派でもこの未成年が言っては・・・・・・。

大分夜も遅くなった頃、この店の常連のfixsicがいつものように入ってきた。最近、肉体に衰えを感じると嘆いているらしい。fixsicは辺りかまわず罵った。

この彼氏の何を信じればいいと言うのか。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある色男が入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

Stevenadvicはその曇った瞳で何を見ていたのだろうか。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。愛玩人形を片時も離さない。ConradCrypeはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

ConradCrypeの話よりConradCrypeという名前の方が笑える。