店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある彼氏が入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

可哀想だが私は全然話を聞いていなかった。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のCoreyhakがいつものように入ってきた。Coreyhakが入ってくるなり店内が静まりかえった。Coreyhakはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

この台詞に何の意味があるというのか・・・・・・。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の英雄が店に入ってきた。Jameszenと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。Jameszenはつっけんどんな態度でこう言った

私に何か期待している口ぶりだ。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある中年が入ってきた。GermanBowはウィンクを店にいた女の子に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

・・・そして無情にも時は流れていった。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがあるジェントルマンが入ってきた。断っておくが、この店はこういう客ばかりじゃない。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがあるダンディが入ってきた。どこにでもいるような人間だ。egeggttgは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

egeggttgは人の話を全く聞こうとしなかった。

店も賑わいを見せる頃、またBrandonEdiniがやってきた。こう見えても金には汚い。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

「ゴミだって燃えるんだよ！」巨漢はそう言いたかったに違いない。

店も賑わいを見せる頃、何回かこの店を利用している男が入ってきた。サザンから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。GradySlameはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある男性が入ってきた。GradySlameは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

独り言なのだろうか・・・・・？

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。GermanBowはつっけんどんな態度でこう言った

大した内容ではなかった。