朝方、前に見たことがある中年が入ってきた。JamesduMは店内中のオバサンに投げキッスをし、得意万面で初恋の話をしだした。

なかなか話し上手な中年だ。

朝方、前に見たことがある優男が入ってきた。JamesduMが入ってくるなり店内が静まりかえった。自分の人生が今までどんなに不幸だったかを延々と話し始めた。

・・・異次元の何かと交信しているに違いない。

朝方、前に見たことがあるオヤジが入ってきた。無職仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。BrianFefはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

このオヤジは金の話しかしてこない。

朝方、何回かこの店を利用している御曹司が入ってきた。Amandahizと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。Amandahizは周りを警戒するようにこう言い出した。

御曹司のこの言葉がのちのち何人もの人々を苦しめることになろうとは、本人でさえも気づいていなかったのだろう。

朝方、またStevenadvicがやってきた。愛玩人形を片時も離さない。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

そう言いながらも目線は先ほど店に入ってきた乙女に釘付けである。

朝方、何回かこの店を利用している男性が入ってきた。JessicaBopはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

何を語っても冴えない男性だ。

朝方、前に見たことがある未成年が入ってきた。未成年の美貌に店内中の大和撫子が息をのむ。何を思ったのか大和撫子の話しをはじめた。

何故、本当の自分を偽るのだろうか。

朝方、割とよく来るRobertundumが入ってきた。Robertundumという名前は覚えるのに一苦労だ。Robertundumはいかにセクシーダイナマイトというものが素晴らしいかを主張し始めた。

そう言ったRobertundumの表情は酷く疲れていた。

朝方、この店の常連のGeorgesergyがいつものように入ってきた。Georgesergyというふざけた名前の男だ。Georgesergyはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

大分夜も遅くなった頃、またfixsicがやってきた。若者の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。自分の手をみつめながら、つぶやきはじめた。

それはここで言う事では無いと思うのだが・・・。