朝方、見馴れない一人の御曹司が店に入ってきた。AntonioCaMと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。AntonioCaMは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

この時のこのAntonioCaMの台詞が果たしてどんな意味を持っていたのか・・・。そのときの私には予想すらできなかった。

朝方、またia8__Nugがやってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。この老人が話すことといえばいつも貴婦人の事だ。

冗談にしては笑えない。

朝方、この店の常連のabeliがいつものように入ってきた。こう見えても金には汚い。得意万面で初恋の話をしだした。

そう言って口の周りをゆっくり舐め回した。

朝方、前に見たことがある御曹司が入ってきた。今夜は最悪の気分だ。StevenOBeriはいかに乙女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

「誰も自分を分かってくれない・・」最後にそうつぶやいた。

朝方、またia8__Nugがやってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。ia8__Nugは現地の人間でも分からないのでないかという癖のある訛りでがなりだした。

私はこの時のia8__Nugの笑顔を未だに忘れない。

朝方、前に見たことがある野郎が入ってきた。この辺りでいい噂は聞かない・・・。無職という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

世も末だ・・・。

朝方、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。愛玩人形を片時も離さない。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

そう言ってStevenOBeriは不気味にはにかんだ。

朝方、前に見たことがあるプリンスが入ってきた。見ているこちらが辟易するくらいの派手な衣装だ。Harveypruchはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

どう聞いても自慢話だった。

朝方、またia8__Nugがやってきた。ia8__Nugは店内中のセクシーダイナマイトに投げキッスをし、海賊という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

何人もの人がこの言葉に騙されて来た。

朝方、見馴れない一人の紳士が店に入ってきた。この前衛兵につかまったと聞いていたが違う人物だったらしい。StevenOBeriはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

StevenOBeriは何が面白かったのか自分の話で爆笑していた・・・・・。