店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある若者が入ってきた。サザンから引っ越してきてまだ日が浅いらしい。得意万面で初恋の話をしだした。

脇役でさえ時として物語にいい台詞を残す。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある中年が入ってきた。QuincySnupsはウィンクを店にいた人妻に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、QuincySnupsは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

要は私にも無職を薦めているのである。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある若者が入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。得意万面で初恋の話をしだした。

本当はこのようなこと一言も思ってはいない。口先だけの若者だ。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある未成年が入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。iPhoneAir17bycleはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

愛を捨てたiPhoneAir17bycleの言葉はあまりにも悲しかった。

店も賑わいを見せる頃、またStevenadvicがやってきた。Stevenadvicと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。Stevenadvicはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

その横顔は若かりし頃のStevenadvicの母親に瓜二つだった。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またLasMujeresPDFbycleがやってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。LasMujeresPDFbycleは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

今ここに一人の神が誕生した。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るMetabolicFreedombycleが入ってきた。こう見えても金には汚い。何を思ったのかセクシーダイナマイトの話しをはじめた。

まるで悲劇のヒロインだ・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、またRobertundumがやってきた。店に入る前からRobertundumは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。私しか話し相手がいないのか真っ先にこちらへやって来た。

この野郎もたまには語りたいのだろう。

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用しているダンディが入ってきた。どこにでもいるような人間だ。Robertgobはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

台詞がどれだけ立派でもこの英雄が言っては・・・・・・。