遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るRandellgricaが入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Randellgricaは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

Randellgricaは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある未成年が入ってきた。この界隈じゃ恋人にしたくない未成年ベストテンに入るらしい。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

Dennistekの話よりDennistekという名前の方が笑える。

遅い昼飯でも食べに来たのか、前に見たことがある色男が入ってきた。インテリを装ってはいるがかなりワルそうだ・・・。何を思ったのかレズビアンの話しをはじめた。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

遅い昼飯でも食べに来たのか、何回かこの店を利用しているガキが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。何を思ったのか女王様の話しをはじめた。

私は無言で酒を注いでやった。

まだ日も高いうちに、何回かこの店を利用している英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。私を嬉しそうに見つめ、もったいぶってこう言った。

眠くなる話だった・・・・。

まだ日も高いうちに、この店の常連のfixsicがいつものように入ってきた。fixsicはウィンクを店にいた大和撫子に送り（片目だけのウィンクはできないらしい）、一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人のえろいひとが店に入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。何を思ったのか女郎の話しをはじめた。

このScottduathは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

まだ日も高いうちに、見馴れない一人の坊主が店に入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。この坊主が話すことといえばいつも女の子の事だ。

周りの人間は誰もCharlesBrosyの言葉を聞いていなかった。

まだ日も高いうちに、前に見たことがある男が入ってきた。RobertFequeというふざけた名前の男だ。得意万面で初恋の話をしだした。

RobertFequeが他の客に悪戯を働かないよう注意が必要だ。

まだ日も高いうちに、割とよく来るRandellgricaが入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。額、首筋、わきの下を一通りハンカチで拭くと、唾を飛ばしながらこう言った。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。