店も賑わいを見せる頃、割とよく来るDavidTeentが入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。DavidTeentは1歩もその場を動こうとしなかった。

本当はこの先も続くのだが、ただ長くなるだけなのでここで割愛させていただく。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のJosephSpuctがいつものように入ってきた。未成年の美貌に店内中のレディが息をのむ。JosephSpuctはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

私ならとてもじゃないが、このような話、恥ずかしくて人前ではできない。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の若者が店に入ってきた。随分とご機嫌な様子だ。何を思ったのかミスの話しをはじめた。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがあるミスターが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。Terrycofは美人から聞いたという話をしだした。

Terrycofは終わりの無い迷宮に入り込んでしまっている。

店も賑わいを見せる頃、何回かこの店を利用しているホモが入ってきた。この前評判になっていたホモだ。得意万面で初恋の話をしだした。

自分の親から散々言われてきた言葉なのだろう。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のTimothynewがいつものように入ってきた。Timothynewは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。Timothynewはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

一体全体どうなってしまうと言うのか！

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある巨漢が入ってきた。こう見えても金には汚い。この巨漢が話すことといえばいつもえろいひとの事だ。

私は無言で酒を注いでやった。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある貴公子が入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。Terrywenは誰から聞いたかわからない噂話をはじめた。

何気ない台詞の中に秘めた凶暴性を感じる。

遅い昼飯でも食べに来たのか、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。Terrywenはいかに女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

後半は殆ど聞いていなかった・・・・。

遅い昼飯でも食べに来たのか、割とよく来るJosephSpuctが入ってきた。JosephSpuctはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

隣のテーブルで１人の女王様がJosephSpuctの様子を見て笑っていた。