他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある若造が入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。Nancyboushはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

Nancyboushを警察に通報するべきか悩むところだ・・・。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある男が入ってきた。Robertundumは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。得意万面で初恋の話をしだした。

そんな事よりさっさとヅラを直したらどうだ。

店も賑わいを見せる頃、前に見たことがある坊主が入ってきた。出来ればグラス一杯で帰って欲しい・・そういう客だ。自分の手をみつめながら、つぶやきはじめた。

そんな事を言っても愛する人は戻ってこない。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の巨漢が店に入ってきた。不幸を絵に描いたようなタイプだ。Nancyboushは思い出したかのようにこう言い出した。

この店でのトラブルはごめんだ。

店も賑わいを見せる頃、見馴れない一人の坊主が店に入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。この坊主が話すことといえばいつも彼女の事だ。

とても彼女を恐れている。私はそう直感した。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のCynthiaskiftがいつものように入ってきた。愛玩人形を片時も離さない。Cynthiaskiftはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

あまりにも必死だったので私は思わず吹き出してしまった。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のCynthiaskiftがいつものように入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。得意万面で初恋の話をしだした。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のCynthiaskiftがいつものように入ってきた。Cynthiaskiftと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。ミスから教わったという冒険者の話を歌い出した。歌詞の内容はこうだ。

何度も何度も同じ言葉を繰り返した。

店も賑わいを見せる頃、この店の常連のHenrymibがいつものように入ってきた。青年の体から漂う高級な香水の香りが店内に異臭を放つ。Henrymibは何を思ったか一冊の本を取り出し、私に聞こえるよう朗読し始めたのだ！

Henrymibは一度医者に診てもらった方がいいかもしれない・・・。

店も賑わいを見せる頃、何回かこの店を利用しているえろいひとが入ってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。Jameswotteはスラム街のど真ん中で聞いたという儲け話を始めた。

この後、Jameswotteは出入り禁止にさせてもらった。