大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある優男が入ってきた。ImogeneSlownが入ってくるなり店内が静まりかえった。ImogeneSlownは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

何を語っても冴えない優男だ。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある英雄が入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。何を思ったか自分は戦前の生まれなんだと激しく主張しはじめた。

人と同じようにしていないと不安なのだろう。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがあるミスターが入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。一枚の写真を取り出すと、目に涙をうかべて話しはじめた。

そう言ったImogeneSlownの表情は酷く疲れていた。

大分夜も遅くなった頃、何回かこの店を利用している色男が入ってきた。色男はチャック全開に気づいている様子もない。無職という職業が気に入っているらしくこんな話をはじめた。

そう思っただけで実際には何も言わなかった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある英雄が入ってきた。ImogeneSlownと言う名前らしいがどうせ偽名だろう。私にペコペコお辞儀をすると童子のような眼で語り出した。

まるで頭の足りないオークの会話だった。

大分夜も遅くなった頃、前に見たことがある老人が入ってきた。食えない・・・その手の人間だ。Georgesergyはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

セクシーダイナマイトに目がないらしい。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男が店に入ってきた。ImogeneSlownというふざけた名前の男だ。ImogeneSlownは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

おつむがちょっと弱そうだ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の青年が店に入ってきた。バクチで散々負けたらしくかなり荒れているご様子だ。AntonyPatは辺りかまわず罵った。

そう言った途端、大粒の涙がAntonyPatの目から溢れた。

他の客も酔いが回ってきた頃に、この店の常連のNancyboushがいつものように入ってきた。着やせはするが、体には自信があるらしい。Nancyboushは思い出したかのようにこう言い出した。

可哀想に・・完全に壊れきっている。

他の客も酔いが回ってきた頃に、またStevenadvicがやってきた。一見してカタギじゃないことが人相で分かる。Stevenadvicは独り言をブツブツ言いながらテーブルについた。

Stevenadvicは自分の存在を誰かに知って欲しいのだ。