大分夜も遅くなった頃、割とよく来るHenrymibが入ってきた。裏の世界しか見てこなかった、世の中にはそういう人間もいる。荒ぶる魂を押さえつける事が出来ないのか私にそれをぶつけてきた。

私に何か期待している口ぶりだ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男性が店に入ってきた。HowardSwelsはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。私のむなぐらをつかむと今にもあばれそうな勢いでこう言った。

・・・そして無情にも時は流れていった。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男の子が店に入ってきた。長生きするとこういう客も珍しくない。何を思ったのか女の子の話しをはじめた。

終始口元を押さえている。口臭を気にしているようだ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人のプリンスが店に入ってきた。愛玩人形を片時も離さない。MichaelAtoseは私を見つけると嬉しそうに近づいてきた。

若い頃は誰でも過ちを犯すものだ。

大分夜も遅くなった頃、見馴れない一人の男が店に入ってきた。Bradymuhというふざけた名前の男だ。Bradymuhはいかにセクシーダイナマイトというものが素晴らしいかを主張し始めた。

「ゴミだって燃えるんだよ！」男はそう言いたかったに違いない。

大分夜も遅くなった頃、割とよく来るStevenadvicが入ってきた。冒険に大成功したらしくご機嫌だ。私に顔を近づけると口臭を放ちながら喋り出した。

多分自分でも何を言っているのか分からないのだろう。

他の客も酔いが回ってきた頃に、前に見たことがある女たらしが入ってきた。聞いたこともない会社のこれまた聞いたこともない肩書きを持つ。RodneyLoonyは一枚一枚時間をかけてゆっくりと妖艶に脱ぎ始めた。

独り言なのだろうか・・・・・？

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の旦那が店に入ってきた。言わずと知れたRodneyLoony団のボスだ。RodneyLoonyはいかに女というものが素晴らしいかを主張し始めた。

大した内容ではなかった。

他の客も酔いが回ってきた頃に、見馴れない一人の若造が店に入ってきた。自分の人生でさえも脇役を演じている、そういうタイプだ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

なぜここまで自信たっぷりに話せるのだろうか。・・・・理解に苦しむ。

他の客も酔いが回ってきた頃に、何回かこの店を利用している御曹司が入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。差し出した一杯の水を飲み干すとくたびれた声で一つの話をした。

ここにも一人、季節の終わりに取り残された御曹司がいた。