朝方、見馴れない一人のダンディが店に入ってきた。一度見たら決して忘れる事が出来ない強烈な風貌だ。私に酒を注文してこう言った。

うん？どっかで聞いたような台詞だ・・・・・。

朝方、この店の常連のHenrymibがいつものように入ってきた。腕に恋人の名前が彫ってあるらしい。・・別れた恋人のだが。Henrymibはあふれる涙を拭こうともせず、ただこう言ったのである・・・・。

このHenrymibは友達がほしくて仕方がない哀れな人物である。

朝方、割とよく来るJacobSoileが入ってきた。自分の事を素晴らしくモテるタイプだと勘違いしている。なぜか、宝塚口調で喋り出した。

そう言いながらもセックスアピールを忘れない。

朝方、何回かこの店を利用している男性が入ってきた。DoyleAsymnは数人の愛人をはべらせ上機嫌そうにだ。DoyleAsymnは思い出したかのようにこう言い出した。

DoyleAsymnを警察に通報するべきか悩むところだ・・・。

朝方、またJosephSpuctがやってきた。JosephSpuctはいかにも追われている、そういう感じだった・・・。JosephSpuctはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

もはや現実を直視する事はできないようだ。

朝方、またJosephSpuctがやってきた。言わずと知れたJosephSpuct団のボスだ。JosephSpuctはライムを織り交ぜてリズミカルにこう語った。

そんな事を言っても愛する人は戻ってこない。

朝方、前に見たことがある野郎が入ってきた。店に入る前からDoyleAsymnは酔っ払っていたらしく、来てそうそう床に吐いた。DoyleAsymnはガタイに似合わず甲高い声でこう言った。

この店でのトラブルはごめんだ。

朝方、この店の常連のStevenadvicがいつものように入ってきた。見習い海賊仲間の間じゃそうとうの実力者だそうだ。Stevenadvicは最近の小娘がいかに腹立つかを力説しはじめた。

この台詞を最後にしてこのオヤジは旅立った・・・・・。

朝方、割とよく来るStephenaledeが入ってきた。多分以前に別の客の連れで来た事があったはずだ。このミスターが話すことといえばいつも乙女の事だ。

あまりにも必死だったので私は思わず吹き出してしまった。

朝方、前に見たことがある坊主が入ってきた。神経に血が通っていないそういう部類の人間だ。何を思ったのか女郎の話しをはじめた。

そういう話は犬にでもしてもらいたいものだ。